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浙江省余姚市の水害 真実を報じないCCTV

2013年10月15日

【新唐人2013年10月15日付ニュース】台風23号の影響で、浙江省寧波市余姚(よよう)は100年来最も深刻な水害に遭いました。ダムの放水によって街の7割が冠水。水は未だに引いていません。被災した村民によると、政府による救援はなく、食料もないそうです。一方、国営中央テレビは被災地の実際の状況を報じていません。

 

13日午後、中国のネットユーザーがミニブログ(微博)に“中央テレビが報じない悲惨な災害状況”というタイトルの文章を投稿し、被災地の状況を伝えました。12日に余姚市陸埠鎮沿江村に入った浙江省のネットユーザーによると、村は未だに冠水したままで、随所に膨張した家畜の死骸が浮いており、通信も途絶えたままだったそうです。

 

文章は、“アメリカが台風被害に遭ったとき、中央テレビは最初から最後まで中継を行っていた。中国の余姚市が百年来の水害に遭っている。中央テレビはなぜ中継しないのか?中国人の命は値打ちがないのか”と問いただしています。

 

余姚市陸埠鎮沿江村の村民 王さん

「2〜3日間水に浸かったままで、60〜70cmの深さです。死んだのは全部出しました」

 

現場を訪れたあるネットユーザーの書き込みによると、余姚市梨洲街道竹山村の水はまだ深く、すでに悪臭が漂っているそうです。

 

また地元村民によると、村民らは自力で救助を行っており、政府からは予告もなければ救助もないそうです。

 

竹山村周家蘆棚 徐さん

「予告もなかったです。予告していたらこんなに深刻にはなっていないはずです。ここの冠水は更に深刻なのに彼らは何も反応しません」

 

竹山村周家蘆棚 徐さん

「水はまだ引いていない。政府も知りません。救済物資受領は聞いた事ありません」

 

11日夜、地元“寧波テレビ局”は被災現場からの中継で、“余姚市に明かりが戻り、既に復旧した”と報じました。多くの住民は自宅がまだ停電したままだったため、報道に不満を感じ、数百人が中継車を取り囲みました。当局は大勢の武装警察を動員し、取り囲まれた寧波テレビ局の記者を脱出させました。怒りが爆発した住民らは警察車両をひっくり返しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/10/15/atext983715.html(中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

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